ソフトウェアはハードウェアを制御するための命令に集合ですが、その中で最も基本となるのがOSです。OSはオペレーティングシステム(OperatingSystem)と呼ぶこともありますが、最近ではOSと略して呼ばれることのほうが多いです。コンピュータには様々なソフトウェアがインストールされていて、それらがそれぞれ機能を持つことによって利用できますが、その中で最もハードウェアに近い部分がOSです。基本ソフトと呼ばれることもあります。

本来は、ハードウェアに直接的な命令を出すカーネルの部分を指す言葉で、GUI環境は含まない概念だったと言えるでしょう。ですから、実際に何か作業をさせるためにはコマンドを入力すると言ったことが普通に行われていたのです。しかし、最近ではウインドウシステムやデスクトップ環境などもパッケージとして提供されるようになり、また、必要最低限のアプリケーションソフトウェアは最初からインストールされていることも多いですから、単体でも利用できるようになってきています。オフィス環境が最初からあるものであれば、それだけで仕事をすることもできるのです。

ユーザがアプリケーションに対して何らかの処理を行った場合、アプリケーションはOSにはたらきかけて処理を要求します。そして、OSがハードウェアに働き変えて処理をさせるといった形で、いろいろな処理がなされています。ですから、OSは影でいろいろなことを行ってくれるソフトウェアだとも言えるでしょう。