コーディング作業は仕様書が決まった後、機械的にプログラムしていけばいいだけと考えがちですが、コーディング作業に入る前にさまざまな事柄について意思統一をしておかないとシステムの正常稼働に影響が出たり、開発工期が延びたりと悪影響がでることが多いようです。システム開発と言えば設計とテストに力をいれればよいと考えがちですが、コーディング作業はプログラマの能力に左右され、また、プログラマの能力は一定では無く、個人差がとても大きいのが問題となります。システムの早期開発、安定稼働のためにはコーディング作業にも一定の品質が求められます。コーディング作業の品質を高めるには規約の制定が重要です。

コーディング規約は標準てきな物がなく、各企業において決まり事として決めていることが多いようです。そのため、大規模開発になればなるほど、各コーディング作業場所による差が問題となります。コーディング規約で決まる内容はプログラムの命名から変数の使い方、コードの書き方、データの入出力の仕方まで多岐にわたりますが、特に重要視されているのがデータの扱いと言われてます。データを受け取る、出力する際に仕様書通りに作るにしても、仕様書ではデータの形式のみが指定されるだけで実装方法は決められません。

そのため、コーディングによってテストがし易い、可読性が高いソースコードが生まれにくくなりますのである程度のひな形を提供するなどソースコードの品質を保つための仕組みが追加されることが多いです